飼育の仕方
国産オオクワガタ
生体飼育
飼育アイテム
飼育方法
【飼育推奨温度】30℃以下【寿命】3年~4年 【成熟期間】 6ヵ月 飼育もブリードも非常に簡単です。性質はおとなしく、大変丈夫なので、初心者の方にもお勧めです。
※即ブリードをお考えの方は羽化してから半年以上、経過した個体をご購入下さい。
幼虫飼育
飼育アイテム
- 菌床ボトル
- 菌糸・マット交換用スプーン
飼育方法
初令幼虫をAG1,100ccに投入します。約3~4ヵ月で交換です。(ボトルに食痕が6~7割程進んだ状態が交換目安です)♀であれば再度1,100ccに、♂であれば1,400ccに投入します。おそらく1回目の交換で3令初期~3令中期まで育っていると思いますので♂♀の判別は幼虫の大きさで確認出来ます。目安としまして♀で10~18g ♂で18g~35g頭の大きさにも差があります。
羽化まで必要なボトルの目安として。。。
♀ 1,100cc×3本 ♂1,100cc1本+1,400cc×2本~3本です。
産卵
産卵方法
コバエシャッター中ケースに、マット3㎝~4cm程固詰めします。その上に加水済みの産卵材を入れ8割ほど隠れるまで軽くマットを埋め込みます。ペアリング済みの♀を入れ30日~40日間程で材を割り、幼虫を取り出します。
■ペアリングは♂の容器に♀を入れ、1週間程、同居させます。
産卵材作成法
材を1時間程、水の入ったバケツに浮かべておきます。初めのうちは浮かんでいますが、1時間程で材は水を含み9割ほど沈みます。十分に加水した材はドライバー、材割りヘラなどで、表皮を剥がし1時間ほど陰干しをし完成です。
ヒラタクワガタ
生体飼育
飼育アイテム
飼育方法
【飼育推奨温度】30℃以下【寿命】2年~3年 単独飼育
大型個体は頭部、胸部に点刻がありツヤ消し状態ですが、小型個体は点刻が無く、ツヤがあります。
幼虫飼育
飼育アイテム
- クワガタマット
- クリアボトル800cc
- スチールハンドプレス
- 菌糸・マット交換用スプーン
飼育方法
菌床orマット使用。
菌床、マットどちらも可能ですが、根食い系の種なので発酵マットを推奨します。初令幼虫を1頭ずつクリアボトルで単独飼育します。マットは3ヵ月~4ヶ月で交換です。
目安として♀1~2本 ♂は2~3本で羽化します。
産卵
産卵方法
大ケースにクワガタマットを底5cm程固詰めします。
その上に加水済みの産卵材(産卵材作成法↓↓↓)を入れ8割ほど隠れるまで軽くマットを埋め込みます。転倒防止用に葉などを入れ、ゼリーを入れたらセット完成です。
ブリード個体の場合ペアで入れるのですが、♂は3日ほどで元のケースに移します。長期同居は♂が♀を傷つける恐れがあります。
1ヵ月程でケースの底、側面に幼虫や卵が確認出来ます。
(材、マット、両方に産卵します。)
[野外採取個体であれば略、交尾は済んでいると思われます。]
産卵材作成法
材を2時間~3時間程、水の入ったバケツに浮かべておきます。初めのうちは浮かんでいますが、2時間程で材は水を含み9割ほど沈みます。十分に加水した材は半日ほど陰干しします。その後、ドライバー、材割りヘラなどで、表皮を剥がして完成です。
コクワガタ
生体飼育
飼育方法
【飼育推奨温度】30℃以下【寿命】2年~3年 ペア飼育可
初めてクワガタ飼育を始める方には非常に簡単な種です。
幼虫飼育
飼育アイテム
- 菌床ボトル
- 菌糸・マット交換用スプーン
飼育方法
菌床orマット使用。
どちらでも可能ですが、大型を狙うのであれば、菌床を推奨します。
初令からAG1100ccに投入。ほとんどの幼虫は1~2本で羽化します。
産卵
産卵方法
クワガタマット使用。
大ケースにクワガタマットを底5cm程固詰めします。その上に加水済みの産卵材(産卵材作成法↓↓↓)を入れ8割ほど隠れるまで軽くマットを埋め込みます。転倒防止用に産卵材の樹皮などを残しておくと良いです。ゼリーを入れてセット完成です。
交尾済みの♀を入れ1ヵ月~1ヵ月半で材を割り、幼虫を取り出します。
産卵材作成法
材を2時間~3時間程、水の入ったバケツに浮かべておきます。初めのうちは浮かんでいますが、2時間程で材は水を含み9割ほど沈みます。十分に加水した材は半日ほど陰干しします。その後、ドライバー、材割りヘラなどで、表皮を剥がして完成です。
ヒメオオクワガタ
生体飼育
飼育方法
【飼育推奨温度】23℃以下【寿命】~3年 単独飼育
※標高800メートル以上の高山種で、ブリードに至っては非常に難易度の高い種です。現在のところ確かな採卵例がほとんどありません。
アカアシクワガタ
生体飼育
飼育方法
【飼育推奨温度】30℃以下【寿命】1年~2年 ペア飼育可能
比較的、暑さにも強く、飼育しやすいクワガタです。
幼虫飼育
飼育アイテム
- カワラ菌糸ボトル1100cc
- 菌糸・マット交換用スプーン
飼育方法
カワラ菌床使用。
飼育温度25℃前後 ♂♀カワラ菌床ボトル(1100cc)1~2本で羽化します。
カワラ材に付いて
カワラ材は加湿する必要は有りません。樹皮をカワラの皮膜ごと、ドライバーや材割りヘラなどで、剥がします。(樹皮層の下のオレンジ色の部分まで完全に削り取って下さい。)
産卵
産卵方法
微粒子マットを底5cm程固詰めします。その上にカワラ材を入れ8割ほど隠れるまで軽くマットを埋め込みます。転倒防止用にカワラ材の樹皮などを残しておくと良いです。ゼリーを入れてセット完成です。
♂♀を入れ1ヵ月~1ヵ月半で材を割り、幼虫を取り出します。
ノコギリクワガタ
生体飼育
飼育アイテム
飼育方法
【飼育推奨温度】30℃以下【寿命】休眠期間1年 活動後2ヶ月~3ヶ月 ♂♀単独飼育
色は変化に富んでいて赤い個体から真っ黒な個体まで様々で大きい個体ほど大あごの湾曲が強くなります。
幼虫飼育
飼育アイテム
- クワガタマット
- クリアボトル800cc
- スチールハンドプレス
- 菌糸・マット交換用スプーン
飼育方法
クリアボトルで単独飼育します。マットは、3ヶ月~4ヶ月ごとに交換です。
幼虫期間 約8ヶ月
産卵
産卵セット
大ケースにクワガタマットを底5cm程、固詰めします。その上に加水済みの産卵材を入れ8割ほど隠れるまで軽くマットを埋め込みます。転倒防止用に葉などを入れ、最後にゼリーを入れてセット完成です。
ブリード個体の場合ペアで入れるのですが、♂は1週間ほどで元のケースに移します。長期同居は♂が♀を傷つける恐れがあります。
1ヵ月程でケースの底、側面に幼虫や卵が確認出来ます。
[野外採取個体であれば、交尾は済んでいると思われます。]
産卵材作成法
材を2時間~3時間程、水の入ったバケツに浮かべておきます。初めのうちは浮かんでいますが、2時間程で材は水を含み9割ほど沈みます。十分に加水した材は半日ほど陰干しします。その後、ドライバー、材割りヘラなどで、表皮を剥がして完成です
ミヤマクワガタ
生体飼育
飼育アイテム
飼育方法
【飼育推奨温度】25℃以下【寿命】休眠期間1年 活動後2ヶ月~4ヶ月 ♂♀単独飼育
ノコギリクワガタとともに古来からクワガタムシの代表として親しまれてきた種です。体表には細かい毛が生えており、金色から褐色に見える姿が何とも言えません。非常に魅力的な種です。
幼虫飼育
飼育アイテム
- クワガタマット
- クリアボトル800cc
- スチールハンドプレス
- 菌糸・マット交換用スプーン
飼育方法
通年温度管理が必要です。(18℃前後)クリアボトルで単独飼育します。マットは、3ヶ月~4ヶ月ごとに交換です。幼虫期間 ♀1年 ♂ 1年半~2年
産卵
産卵セット
温度管理が必要。推奨温度(23℃以下)大ケースにクワガタマットを底5cm程、固詰めします。その上に加水済みの産卵材を入れ8割ほど隠れるまで軽くマットを埋め込みます。マットの水分は多目で材も芯の無い柔らか目の材がいいです。微粒子マットを使用。当店のクワガタマットで爆産します。転倒防止用に葉などを入れ、最後にゼリーを入れてセット完成です。
ブリード個体の場合ペアで入れるのですが、♂は1週間ほどで元のケースに移します。長期同居は♂が♀を傷つける恐れがあります。
1ヵ月程でケースの底、側面に幼虫や卵が確認出来ます。
ミヤマクワガタは材の中には産卵しません。よって材の必要性はあまり無いように思われますが、産卵木とマットの間にも産みつける場合もあるため、やはり材は入れておいた方が良いと思います。また、転倒防止などにもなります。
産卵材作成法
材を2時間~3時間程、水の入ったバケツに浮かべておきます。初めのうちは浮かんでいますが、2時間程で材は水を含み9割ほど沈みます。十分に加水した材は半日ほど陰干しします。その後、ドライバー、材割りヘラなどで、表皮を剥がして完成です。(樹皮は取っておいて転倒防止に役立てても良いです。)
カブトムシ
生体飼育
飼育方法
【飼育推奨温度】30℃以下【寿命】2ヶ月~4ヶ月 ペア飼育可能
夏!来た~って感じ...昔からの定番。人気種ですね。
幼虫飼育
飼育アイテム
飼育方法
カブトマット。
大ケースに4~6頭位が良いと思います。3令中期~になりましたらブロー容器(M)での単独飼育に切り替えます。(目安としては初令を確認してから約、6か月程です。)
産卵
産卵方法
大ケースにクワガタマットを底5cm程固詰めします。
その上にケースの8割ほどまで軽くマットを埋め込みます。転倒防止用に葉などを入れ、ゼリーを入れたらセット完成です。
ブリード個体の場合ペアで入れるのですが、♂は3日ほどで元のケースに移します。長期同居は♂が♀を傷つける恐れがあります。
1ヵ月程でケースの底、側面に幼虫や卵が確認出来ます。
(材、マット、両方に産卵します。)
[野外採取個体であれば略、交尾は済んでいると思われます。]
外国産クワガタ(レギウス、タランドゥス他)
生体飼育
飼育方法
【飼育推奨温度】20℃~25℃【寿命】1年~2年 成熟期間6ヶ月 ♂♀単独飼育
ペアリング
メスを抱き囲むようにオスはメイトガードを始めます。このような状態が確認できれば、1週間程でメスを産卵ケースに移します。
産卵
産卵セット
産卵床は微粒子マットを底5cm程です。その上にカワラ材をセットします。転倒防止用にカワラ材の樹皮などを残しておくと良いです。ゼリーを入れてセット完成です。
メスが穿孔して3週間程で割り出します。
卵・幼虫一時保管
保管方法
外国産クワガタムシの初令幼虫は弱いため、そのまま菌床ボトルに投入せず、発酵マットを入れたプリンカップで約2週間程飼育します。発酵マットを食べ、腹部が黒くなっているのを確認してから、カワラ菌床ボトルに投入します。卵の場合、ティッシュペーパーを敷いたプリンカップに入れ、羽化するまで一時保管します。(霧吹きで3日に一度、かるく加湿します)約10日程で孵化します。
幼虫飼育
飼育アイテム
- カワラ菌糸ボトル
- 菌糸・マット交換用スプーン
飼育方法
カワラ菌糸ボトル使用。飼育温度20℃~25℃前後で管理。菌糸の交換目安としては三ヶ月前後の交換を推奨します。
カワラ材に付いて
カワラ材は加湿する必要は有りません。
樹皮をカワラの皮膜ごと、ドライバーや材割りヘラなどで剥がします。(樹皮層の下のオレンジ色の部分まで完全に削り取って下さい。)